商売と万引きの実態
店舗を設けて商売をしているところであれば、必ず万引きというものが発生しており、以前、万引きの少年を防犯カメラで撮影し、それをビデオとして販売した本屋がいるのですが、その内容は、万引きした少年を捕まえるために追いかけて、閉まっている踏切を渡って逃げようとした少年が、電車にはねられてしまい、そのまま死亡したという内容です。
その店主は避難を浴びせられ、店を続けていくことが困難になり、廃業したという話は古いものではなく、今もなお本屋の店主と万引きをする少年たちの戦いは続いています。
ある古本屋などの書店の社長と話をする機会が有りまして、話をしていると万引は店の3%にも及んでおり、店舗を7つも持っているところですから、年間で12億もあり、その3%となると、3000万円もの被害を毎年被っている事になるので、正直驚きました。
新書を1冊売ることで、そのマージンとして店に入ってくるのは20%なので、例えば1000円の本を万引きされたら、その本の穴埋めをするために4冊もの本を売らなくてはならないので、苦労して買取した本が盗まれたらモチベーションも下がります。
つまり5冊目以降からようやく利益が出るようになるので、万引きで潰されていく新刊書店や古本屋というのは少なくありませんし、古本屋などで店主が1人で店番をしている場合は、店内すべてに目が行き届くことは難しく、防犯ミラーを取り付けたとしても、同時にすべてを見ることは出来ませんし、営業時間内は万引きにばかり注意してチェックしていては集中力がもつわけも有りません。
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万引に対する罪の意識
ある地域の自治体が中学校にアンケートをとったところ、これまでに万引きをした経験のある生徒は、なんと半数にもなることを聞いたのですが、万引きをしたことに罪の意識はなく、ゲームをしているような感覚で緊張感を楽しんでいるようですから、本を買取した後に店内に並べる方法などの工夫も必要です。
万引きを許してしまうような社会の風潮があるとしたら、大人になって社会に出たときには「ごめんなさい」ではすみませんし、先日のニュースで万引きされた店主が、子供に対してやり過ぎではないかと非難されていましたが、こうなっては、もはやどちらが被害者七日すら判らないような状態に陥ってしまいます。
悪いことは悪のだから叱るべきですし、それを悪いと言えない世の中はどうかしています。
店主にとっては死活問題ですから、少年とはいえど、善悪の判断や、万引きをしたことで店の人間がどれぐらい困るのかを認識させ、相手の気持ちを考えられる人になって欲しい。
万引きした少年の集団を捕まえた事があるのですが、保護者が来ないことには返すことも出来ませんので、1時間ぐらいしてから母親たちが3人きたのですが、誰が真犯人なのかというような喧嘩を始めたので、さすがに頭に来て本人が誰であろうと良いので、弁償させしてくれればよいので、後は自宅に帰ってから叱って下さいと言うと、1人の母親が「お金が欲しいだけなのか」と言いだし、全くもって話になりません。
また、教師も生徒に対して叩いて叱ることが出来ない為、代わりに叱ってくれという始末。